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ピッコリーには毎月たくさんの新しい本が仲間入りします。その中から、数冊みなさんにご紹介する「新着本紹介」。 そして、ピッコリーのスタッフたちが新着本とは関係なく、気に入った本や音楽を紹介する「おすすめ本」。チェックしてね。
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新着本紹介

絵本『おでこはめえほん① けっこんしき』
ブロンズ新社
絵本を持って、おでこにぴったりはめ、にっこり笑うと…あら素敵!きれいな日本髪を結った花嫁さんに大変身!テーマは「けっこんしき」なので、結婚式にまつわるいろんな人の頭が登場します。みんなで結婚式の主役や、お祝いする人になりきって遊びましょう!※貸出はしていませんが、館内で自由に読むことが出来ます。カウンターにお申し出ください。(A)
おすすめ本
★はピッコリーにある本です
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★『ふるいせんろのかたすみで』
チャールズ・キーピング 作
ふしみみさを 訳
ロクリン社廃線となった線路のそばにある古い長屋。そこに住む人びとは、毎週10ペンスずつ出し合ってサッカーくじを買っていました。あるとき、そのくじが大当たり!家を買う人、着飾る人、旅に出る人……大金をさまざまに使う人びとの中で、ひとりだけ、変わらない生活を送る男性がいます。幸せとはなにか、どう人生をすごすのかを考えさせられます。わたしもこの男性のように生きていきたいなあ。(『たそがれえきのひとびと』らくだ出版 の新装新訳版です。)
(ピッコリースタッフ:めぐみ)
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★『シルクハットぞくは よなかの いちじに やってくる』
おくはらゆめ 作
童心社シルクハットぞくってなに?表紙に描かれた、黒いシルクハットをかぶり、黒いマントに身を包んだ人がニヤリと笑っているのが印象的なこの絵本。気になってページをめくってみると、同じ格好をした人がたくさん!このシルクハットぞくは、必ず夜中の1時にやってきます。みんなで空を飛び、家を決めると…窓の隙間からするりと入り、寝ている人の枕元へ…。そして、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、布団をかけなおすのです。それが、シルクハットぞくの仕事なのです。ニヤリと笑いながら何をするのかと思えば、とってもささやなことをしていました!本当に、ちょっとだけしか布団をかけなおさないのですが、かけなおしてもらった後は、みんな幸せそうな寝顔になっています。シルクハットぞくは、気がつかないだけでみんなのところにも来ているかもしれませんね。夜中の1時に。
(ピッコリースタッフ:あや)
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★『すすめ! かいてんずし』
岡田 よしたか
ひかりのくに幼稚園でこの本を読んだ娘に、面白い、面白い!と勧められた一冊です。『うどんのうーやん』、『ちくわのわーさん』など、おもしろ食べ物!?キャラでおなじみの岡田よしたかさんの本です。ぐねぐね迷路のような回転寿司のレーンがお店の外へ飛び出し、なんとジャングルを抜けて、電車と並んで走り出し、海へと向かいます。これだけでもう普通のお話ではありませんね。「さあ、いこかー!」「よっしゃー!」と関西弁が飛び交います。こんな回転寿司が本当にあったら面白いけど大変です!
(ピッコリースタッフ:ますこ)
『失踪者』
下村敦史
講談社大倉崇裕「生還 山岳捜査官釜谷亮二」、唯川恵「淳子のてっぺん」など、最近、偶然にも山岳小説をよく見かけます。中でも特におもしろかったのが今回のおすすめ本です。ミステリータッチかつホロリとさせられます。
そして、これら山岳小説のすべての登山者の根性に感心することしきりです。山はとても危険なのです。みんなどうしてあんなに怖くてつらいことができるのでしょうか。特に「淳子のてっぺん」を読んでいる時は、原付免許を取得しようとしていたのでよけいに痛感しました。講習で初めて原付に乗ったのですが、あれスピードが出てめっちゃ怖いじゃないですか! 私はあんなものですら怖いのに、よく命懸けの登山ができるものだ…と思いました(いや、私がビビりなだけか)。(ピッコリーネットワーク:青かびチーズ)